みどりの流れが延々と巡りめぐり続けている星のどこだかで、そんな場所があるとすれば、いまふたりはふたりっきりだった。それは嬉しいことだ、とザックスにはまだそう思える。
思うばっかりで、口にしなくたって通じてしまいそうなのはときに不便だけれど。
「これってつまり、死んだってことかしらね?」
エアリスは冗談を言っているわけじゃない。
僕らはもう考えなくていいんだ
お題:氷上
20110206