季節外れのちょうちょうでもとまりに来そうなまつげが震えて、閉じていたまぶたが開き、まどろみを知らない目と目が合った。
「ああ……」
「どうした」
「なんでも」
 ほほえんで繕う直の手をとって、秋山もわらう。
「おしかったな」
「はい」







消えた「すきです」
お題:bamsen
20100927
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